2023年12月4日月曜日

ダルマ沢左俣左沢・クラミ沢左俣

昨夜、知人からダルマ沢左俣左沢・クラミ沢左俣の写真が届きました。

昨日12/2(土)、寄の虫沢ダルマ沢左俣左沢を溯行し、いったん西側に降りた後皆瀬川水系クラミ沢左俣を継続溯行してきました。

■登攀メモ

①ダルマ沢左俣左沢

 岩質の安定した1級沢。中盤の7m滝は濡れたくなかったのでカンテ~左ルンゼを高巻き。

②クラミ沢

  二俣までは1級程度。二俣を左に進むと岩質が砂岩になり大変脆い。

  赤茶5m滝は9割以上のホールドが剥離するコンディションだったため、右窪を2.5mほど登ったところで登攀を打ち切り、二俣まで戻って大高巻き。いったん、赤茶滝の落ち口10m上にある下降点まで巻いた。そこで下降することは可能だったものの、その先が岩質不明の急峻なV字ゴルジュで、また同ルートを登り返すことがほぼ確定的だったので、下降せず高巻きを続行。V字ゴルジュを右に見ながら源頭部に合流し、脱渓。

■溯行グレード

 ダルマ沢左俣左沢 1級

 クラミ沢左俣 1級上~2級下(今回のルート取りで)

以上です。

①ダルマ沢左俣。左沢と右沢の二俣
前回は右沢だったので、本日は左沢へ
itさん撮影(以下同じ)

②左俣左沢:2条トイ状

③クラミ沢が見えてきました
意外にも大変美しい

④クラミ沢のナメ

⑤クラミ沢下段3m、
上段2段5m程度の滝
下段はⅢ-、上段はⅢ級

⑥クラミ沢:再びナメが

⑦二俣から赤茶滝落ち口横、
高度差10m上まで高巻き
写真の通り下降・登り返し
共に出来る状況であるものの……

⑧その先が岩質が不明の急峻なV字ゴルジュ
2本目の継続溯行で時間もないため、
沢に下降せずに高巻きを続行

⑨クラミ沢左俣源頭部に合流

GPS図