2019年11月7日木曜日

蛭ヶ岳

昨夜、知人から蛭ヶ岳などの写真が届きました。

11/2に蛭ヶ岳、11/4は丹沢山ー弁当沢の頭ー玄倉林道ー山神経路ー檜岳と歩いてきました。

蛭ヶ岳
2019年11月2日、4日 ITさん撮影(以下同じ)

11/4。丹沢山から弁当沢の頭へ
丹沢随一の森は今年も紅葉がきれいです




熊木沢の出合に降りてきました

熊木沢出合

玄倉林道では綺麗なイワシャジン、
ダイモンジソウがみられました


玄倉林道はだいぶ荒れています



玄倉林道の通行止め箇所(同角隧道前)。ここを突破する方法を探すために今日は来たのですが、現場に来てみると玄倉川に降りて遡行する以外になく、高巻きも不可でした。そこで、予め用意していた3rdプラン、山神経路経由での突破を試みます。

まずは最寄りの植林から山神経路に合流します。途中、791mピーク(逆木丸というようです)直前で鹿柵に当たり、鹿柵に沿って急斜面をトラバース。鹿柵の端にゲートがあったので、ゲートから鹿柵の中に入り逆木丸をピークハントしました。写真は逆木丸山頂の立派なモミの木。


逆木丸からは少々歩いて山神経路に合流。鹿柵が再度出てきましたので、くぐり抜けて経路に合流します。



山神経路からは玄倉を目指します。旧道なだけあって歩きやすい箇所もありますが、ここは落石で通行止めとなっている玄倉林道の区間の上部、岩質が脆いのか崩壊が激しい道でした。崩壊箇所は振り返って撮影。

大崩落箇所が現れました。ここは、標高差30メートルほどの大きな高巻きで対処。

古びた木橋。雨上がりのためか滑りました。振り返って撮影。


板小屋沢の手前。ここが渡れません。ここでエスケープを判断しました。行けそうな気もしますが、足場が崩落する危険が拭えない。また先の木橋も細く、かつ滑りそうです。落ちたら大怪我、もしくは死亡です。この日はハイキング装備でしたので、万が一が拭えません。最寄りで安全な尾根は、檜岳北峰から北西に延びる植林の尾根。エスケープを判断してからこの尾根に乗るまでが、今回の山行の核心部となりました。


以降、檜岳北西尾根に乗るまでは写真をとれる状況ではなかったので文章で。
取り付き開始から標高差90mは、常に灌木を頼りに四つん這い。スタンスは1人分の小尾根を登り続けます。途中、自分の背丈ほどの泥の垂壁があり、ホールドは壁のてっぺんから横に、自分の腕くらいの太さの細い木が生えているだけ。しかも垂壁の上正面には、体重をかけれるレベルではない低木があり通行しにくい。
ここは意を決して、腕くらいの太さの細い木を左手で掴み、泥壁の上の地面に右手を添え左手主体で体を上げ、細い木に左膝で全体重をかけて乗り、体制を整えて左足で木を蹴りこみ泥壁を突破しました。後は四つん這い主体で檜岳北西の植林に合流しました。

合流後は快適な尾根を歩き、檜岳山頂へ

帰りは檜岳南東尾根の仕事道から寄に下山しました。
帰りの温泉が身に染みた1日となりました。

 今回の軌跡です
 玄倉林道ー山神経路ー檜岳

檜岳ー檜岳南東尾根ー周遊歩道ー寄の管理棟