2015年7月2日木曜日

ぶなニュース №30

復刻版 ぶなニュース 第30号 2002年11月24日発行

○楢木山北面のブナ
 今日(11月20日)は、前回と同様、月見丘上部の獣道?を探索。
  11月9日に引き返した場所までは難なく進むことは出来たが、その先は落ち葉と枯れ枝が道を分からなくしていた。ブナは大きいものはなく、殆んどが1メートルぐらいの太さのものであった。道筋は微かにあるものの迷う危険があったため、慎重に周辺の風景を確認しながら進んだ。
  別な獣道?と合流する部分には目印の枯れ枝を分かるように置き、迷わないようにした。猪がほり返した場所があちこちにあったので、少し恐怖感もあった。ラジオのボリュームを上げ、「ここに人間がいるから来ないでくれ」というメッセージを周辺に流した。ますます道が分からなくなり不安が募ったため引き返そうと思ったが、帰れる自信もなかったので、意を決して先へ進むことにした。霧も出てきてあたりが薄暗くなり、更に恐怖感が増した。霧の先に笹薮が見えたときは、もうダメかと観念したが、そこが尾根道の境界と分かり安堵した。
  いつもの尾根道に出たのですっかり安心し、鼻歌が自然に出てきた。どのあたりの尾根道に合流したかは分からないが、どうやらヅナ峠と大洞山東側鞍部の中間地点のようだ。(翌日地図で確認したところ楢木山付近)
  合流した地面に杖で目印を書き、目安となる枯れ枝を探し、そこに置いた。今度は尾根側からこの道を下ってみたい。尾根道から東へ500メートル程進むと、いつものヅナ峠に出た。前回来た時に無かった新しい道標が分岐点に立てられていた。この1~2週間の間に建てられたものと思われる。
   ヅナ峠からはいつものように山中湖側に下り、すっかり葉を落としたブナを眺めながら下った。410センチのブナも殆んど葉を落とし、どっしりと鎮座していた。
  帰り際、4時のラジオニュースで「京都で猪に襲われ大怪我」と言うニュースを耳にした。或いは自分が被害に遭ったかもしれないと思い、少し身震いした。

楢木山北面のブナ 平成14年11月9日撮影

新設された道標 平成14年11月20日撮影

○<京都>紅葉の大原野でイノシシ大暴れ 2人ケガ
 きょう午前(11月20日)、京都市西京区で住民が野生のイノシシに相次いで襲われ、男女2人がケガをしました。イノシシは近くの山へ逃げています。
  現場では、消防の人たちが車を走らせ「イノシシに注意をしてください」と呼びかけています。イノシシが現れたのは京都市西京区大原野南春日町付近です。午前11時過ぎ、イノシシはまず走行中のタクシーに衝突しました。その後、自宅の玄関先で障子貼りをしていた無職の内藤雅代さんの後ろから衝突し、さらに農作業していた斎藤宏さんにも後ろから体当たりして逃げました。
  目撃した人にキバが見えたかたずねました。「いや、そんなんは見えなかった」「わしもびっくりしたわ。ここに長い事住んでるけどこんなことはじめてですわ」と答えていました。内藤さんと斎藤さんは、手や脚にケガをして病院で手当てを受けています。イノシシは、ほかにも男性2人を襲いましたがけがはありませんでした。
  目撃した人によりますと、逃げたイノシシは体長およそ2メートルで、大原野神社付近から紅葉の映える山へ逃げたということです。(朝日放送)

○関東と水の未来を考える「水フォーラム」
  「水」は私たちの生活にとって欠かすことのできない命の源です。日本でも水を巡る問題は多く存在し、世界の多くの国々では、「水」に関わる問題は命に関わる深刻な社会問題となっている現実があります。
  世界・日本・関東の水事情を知ることで、これからの私たちの「水」との付き合いかたを考えてみませんか。水問題は、ひとりひとりが自分のこととして考えなけばならない私たちの課題です。

■日 時 : 2002年11月29日(金) 13時=会場 13時30分=開会 (16時30分終了予定)

■会 場 : 東京ファッションタウンビル・TFTホール
新交通ゆりかもめ「国際展示場正門駅」に直結 りんかい線「国際展示場駅」下車、徒歩5分

■お問い合わせ : 関東新聞社連合会事務局「水フォーラム」係 TEL 03-5568-1018