2024年1月16日(火)晴れ
今日はまたバケツの水が氷ると思ったが、はっていなかった。
でも寒い。自転車で出かけるのをやめにした。
下の記事は20年前のブログより、
○幕山
2004年(平成16年)1月18日、湯河原の幕山(標高626m)へ。梅の満開にはまだ早いが散歩がてら出かけることにした。昨日この地方も降雪があり、城山の北側斜面にはまだ雪がだいぶ残っている。この幕山にはブナは1本もないが、周辺の山と違い、落葉樹の雑木林がほとんで、気持ちが良い。山麓には観光用の梅がたくさん植林され、毎年その時期になると観光客で賑わう。岩場ではロッククライミングの練習をしている人が多くいた。
梅はまだ二分咲きぐらいであったが、紅梅・白梅などをそれなりに楽しむことができた。散策路を過ぎ、幕山山頂への登山道に向かう。登山道整備用資材の丸太が道沿いにおかれていた。シーズン前に補修をするのであろう。山頂まではこの梅園から1時間ほどである。途中東屋で小休止。北側の日陰の部分にはまだ昨日降った雪が残っていた。それでも歩くのに支障はまったくなかった。山頂付近に雪の量もすこし多くなったが、多いところでも5㎝程度。
山頂からの眺めは南側に真鶴半島と初島が見える。東・北・西側は山並みが続いていてそれなりに楽しめた。真鶴側の山は岩石が多く、ところどころ白っぽく見える。真鶴は昔から採石場が多く、今でも墓石などにここで取れる石が利用されている。幕山も特徴的な柱状節理が露出している山で、恐らく名前の由来も引幕のように見えるこの岩から名付けられたものと思われる。
幕山は先にも述べたとおり、ブナはまったくないが、コナラやクヌギの落葉樹を楽しむことが出来る。桜もかなりあるので、その時期もまた良いと思う。暗い桧や杉の林と違い暖かく明るい。初心者にはおすすめの山である。
○弘法山
平成16年1月21日、散歩がてら弘法山へ。この時期ブナのある1,000m以上の山は雪があるので、このような標高の低い山を歩くことにしている。ここもブナはないがコナラ、ミズキ、クヌギ、サクラなどがある。野鳥もいて、それなりに楽しめる。ただ欲を言えばこのように公園化された山はどうかと思う。まるで都会の公園に近い雰囲気だ。コンクリートの構造物、舗装はまったく自然を無視している。特に権現山の展望台はひどい。ここまでやる必要はないと思う。
弘法山の方はお寺の趣で、ここが山頂であることを忘れる。今日は、くしくも初大師であることを後で知る。これも何かの縁か?
権現山と弘法山の中腹に記念碑が建っているが、その一つに大津雲山という秦野市出身の南画家の記念碑がある。この人は、大正天皇の御前揮毫や帝展などでも数回入選している芸術家である。
14時ごろ山を下りる。丹沢の山並みが寒さに震えていた。