昨夜、知人からヤゲン沢の写真が届きました。
9/5(土)、ヤゲン沢を溯行してきました。
仕事終わりの金曜日夜、天気予報を確認すると明日はお昼すぎまでよく晴れる予報。沢に行こうと思いましたが、アメダスを見ると、丹沢にはちょうど夕立が来ていて、雨がざっと降っているよう。溯行するかは悩みどころでしたが、よく見ると表尾根近辺はあまり降っていません。それなら、増水はしないだろう、ということで手持ちの計画から行者ヶ岳に東側から突き上げるヤゲン沢をセレクト。
①ヤビツ峠から札掛経由で歩くこと2時間、ヤゲン沢の出合いに到着。1つあった堰堤は右岸から簡単に越え、堰堤上部で沢装備に切り替えます。入渓は10時45分。
2020年9月5日 ITさん撮影(以下同じ)
②ちょっと釜が深そう。右からへつります。
③標高730m。顕著な滝が出てきました。ここは二俣で、右の滝が本流、CS7m。容易に越せます。
④785m付近5m滝。落ち口付近のホールドが無く、幅広なのでステミングも厳しそうなので…
⑤左岸のこちらから巻くことに。他の記録では2本の枝沢の間から登攀したとありますが、今回は滝側の枝沢から巻きます。
⑥多分、トポで6m滝とされている滝。巻きは容易ですが、今回は左側の流木がかかっているスラブを攻めます。実際に登ってみると上部がホールド、スタンスに乏しい。左に手を求めます。核心は苔むした左カチ+スラブの右カチ+右足スメアで登ったはず。
⑦標高845m付近。ゴルジュが左に90°曲がって現れる5m滝。下段は容易、上部は右から。
⑧トポ上の3段3mか、もしくは4m滝と思われます。4m滝としてトポを読めば右流芯とありますが、シャワーなので…
⑨左流芯の更に左側、こちらの垂壁から登ります。
⑩沢は平凡に。
⑪標高865m二俣。右俣へ。その後も、二俣がいくつも出てきます。水流の多寡、沢の方角とトポと丁寧に突き合わせ、本流を進みます。
⑫詰め付近のルンゼ。いかついですが階段上で容易
⑬詰めを振り返って。結構な急登。
⑭行者ヶ岳東尾根にでました。
⑮表尾根の北側は、あまり見ない光景です
⑱帰り際、某地にてサガミジョウロウホトトギスの開花を確認。サガミジョウロウホトトギスといえば某沢が有名ですが、私にはまだ溯行できる力がありませんので、別の場所にて撮影。来年こそは某沢のサガミジョウロウホトトギスを見に行けるよう、力をつけなくては。
以上