2020年10月22日木曜日

小川山など

 本日、知人から小川山などの写真が届きました。

10/18(日)~10/19(月)にかけて、小川山・廻り目平周辺でクライミングをしてきました。
初めてのマルチピッチクライミングです。日曜日は晴→曇り、月曜日は生憎の雨でしたが、とても楽しく、今後の成長につながる2日間でした。

小川山廻り目平キャンプ場

【1日目】東俣沢「野猿返し」

入門的なルートのようですが、私(IT)は初めてのマルチピッチ。そして支点はカムや立ち木などを利用したナチュラルプロテクション。とても緊張しました。しかし、今日の私のザイルパートナーは頼れる山の先輩。なら、存分にやってやろうと、心に決めていました。

■1P(ピッチ):縦クラックの入ったスラブ
(写真:野猿返し1P)
私(IT)はフォロー。先に先輩に登ってもらいます。

■2P:やさしい歩き。
ITリード。やさしい箇所で立ち木を利用したナチュラルプロテクションを勉強。


■3P:横クラックの入ったフェース
(写真:野猿返し3P)
先輩リード。頼もしい限りです。


■4P:カンテ状の岩場
(写真:野猿返し4P)
ITリード。終了点を自分で判断し、人生初のカムで支点構築をしましたが、後に今回の登攀隊長から支点構築の仕方に駄目出しが入りました。


■5P:リッジ歩き
(写真:野猿返し5P)
先輩リード。写真は終了点から振り返って撮影。

■6P:凹角~ピナクル~フェース(核心部)
先輩リード。先輩の技と経験が光ります。単純なクライミングの難しさだけでなく、中間支点の取り方や終了点の判断を含め、私がリードしていたら大変なピッチでした。

■7P:バンド~ルンゼ
ITリード。迷いながらも、先輩のアドバイスに従いルートをとります。終了点は丈夫そうな立ち木で、ロープの流れが悪くならなそうな場所にしました。



■8P:最終ピッチ。樹林帯リッジ~岩場。
(写真:野猿返し8P、および野猿返しトップアウト)
ITリード。藪漕ぎに四苦八苦しながらも、トップアウト。振り返ると今まで登攀してきたルートが一望できました。


【2日目】スラブ状岸壁「ガマルート」
昨日に引き続き先輩とザイルを結び、2人1組で登ります。50mダブルロープ2本で登攀。


■1P:ガマスラブ(5.6~5.8)
(写真:ガマルート1P)
ITリード。まずは有名なガマスラブから登ります。左から2番目のルートから離陸。難易度は5.6~5.8くらいのようですが、とても難しく感じました。

■2P:コーナークラック~ダイク~浅い凹状のスラブ(5.9)先輩リード。ITはリードを試みるも敗退。この時あたりから雨が降り始め、岩は全濡れ。先輩にリードして頂きましたが、フォローでも核心部の凹状スラブでテンションかけまくりの情けない結果に。

■3P:凹角~垂直凹角(5.8)
ITリード。慎重に対処し、落ちずに終了点へ。

■4P:樹林帯~岩場
ITリード。特に難しくはない箇所でした。


■5P:おむすび岩
(写真:ガマルート5P)
先輩リード。雨で岩の状態が大変悪く、巻きを選択。



■6P:リッジ
(写真:ガマルート6P、およびガマルート終了点)
ITリード。50mロープいっぱいで終了点へ。
終了点からは40mの懸垂下降で地上へ戻りました。びしょ濡れになりながらの登攀でした。


(写真:帰りの八ヶ岳)
帰りは信濃川上駅から。土曜日~今日までで、八ヶ岳は雪が積もったようです。

以上です。