2015年2月14日土曜日

ぶなニュース №6

復刻版 ぶなニュース 第6号 2002年3月19日発行

○明神峠、三国山の大ブナ
 3月16日土曜日、足慣らしに小山町の明神峠を2時間ほど散歩した。足慣らしとは、3月14日にヅナ峠北側沢沿いの残雪斜面で足をとられ左足を捻ってしまい、痛くて正座ができない有様となったことによる。足慣らしと、もうひとつの目的は、明神峠から三国山入り口付近の大ブナの大きさを測る目的もあった。この場所は何度も歩いているが、いまだに大きさを測っていない。
 家を車で13時20分に出発、明神峠には14時10分に着いた。明神峠には登山者が駐車したと思われる車が4台あった。まだ、明神峠から三国峠の間は道路の拡幅工事が行われていて、この間は通行止めになっている。左足を心配しながらも、明神峠から三国山方面へ向かって登り始める。左足になんとなく違和感はあるが、どうにか行けそうである。500メートルほど登ったところで一つ目の大ブナが見えてきた。ブナの近くに寄り、手でその感触を確かめる。いつの間にか足の痛みも忘れていた。ブナは心も足も癒してくれるようだ。凧糸を取り出し幹周りを測ってみると、310センチある。まあまあの大きさだ。樹勢も良い。南側は拡幅工事中の峠道に隣接しているので、工事車両の騒音が聞こえていた。この道路に沿って何本かブナがあるがどれも元気がない。なかには枯れているものもある。1本300センチに近いブナもあるが何とか生きながらえていると言った感じだ。三國峠入口付近から200~300メートル登ったところに大ブナの群れがある。そのうち300センチ以上のブナは10本ぐらいある。一番の大物を測ったところ380センチであった。他に350センチが2本ある。
 帰り際、大ブナの根元に風雪で落下したブナの枯れ枝が目に止まった。よく見ると刺のある実が三つその枝に付いてた。

明神峠のブナ 幹周り310センチメートル

三国山入り口付近のブナ 380センチ

三国山 350センチのブナ

大ブナの位置 数字は幹周り、単位はセンチメートル